シャツ屋さんで縫ったこだわりのシャツ。
チェックはオリジナルで柄出しをしました。

昔の古い紡機で引いた糸を使用してナチュラルなムラの表情を出し、風合いも樹脂などの固くなるような仕上げ剤を使わずに、糸のやわらかな特性をそのまま生かしました。
織り機は大変希少になっている西脇産地のシャトル織機という旧式のものを使っています。シャトル織機は毎日のメンテナンスが欠かせず、 織機を操る職人が、日々調子を整えています。機械の部品は現在生産していない為、古い部品を残しておいて自ら微調整することも。部品が壊れても、もう修理できなかったり、年々減ってしまっている昔ながらの織り機です。

織るには通常の5倍の時間がかかるので効率は良いとは言えませんが、現代の効率的な機械で織ったキッチリ、ピシッとした仕上がりの生地に対して少しゆるく織られるので、ネップが入ったり生地に遊びが出て、シャトル織機だからこそできるふっくらとした味のある風合いが特徴です。そんな生産背景を知ると、一枚一枚ががとてもいとおしく感じます。
また、綿素材本来の風合いを残す為に、ホワイト以外のカラーは生地を漂白せず薬剤使用を最小限に抑えました。生地表面に細かい綿カスが見られますが、綿の実、葉、茎の殻でこれらは体に害はございません。生成りの天然の素材をお楽しみいただけます。

袖まくりをしたときにさりげなく見える袖裏から脇にかけては、表と裏の見え方が異なる赤のチェーンステッチを走らせ裏の始末までこだわりました。ステッチが鎖状のため太く見えるので、ロールアップしたときのさりげないアクセントに。デニムの縫製に使われることの多いチェーンステッチはパッカリングという波打つようなアタリが特徴。ピシッと機械的な仕上がりではなく、立体的で遊びのあるシルエットとなります。羽織った時にのぞく前ボタンの端部分と袖口に使用した赤耳も、よく見るとわかるどこかワークなこだわり。

ばっさりとオーバーサイズのブラウスは、たっぽりとした袖の着るだけで華やかなシルエット。季節の変わり目の羽織りや冷房除け、日除け、ニットやスウェットのインナーとしても活躍します。細かく並んだボタンを留めてそのままラフにメンズライクに着ても、かっちりとシャツインしてアイビーなスタイリングも、カットソーの上にゆるく羽織って女性らしさを出しても。


シロ…白い生地に映えるヴィンテージ感のあるキナリのボタンがポイント。
アオ…よく見るとシャンブレーのような色むらがやわらかな印象。
サックス(ギンガムチェック)…いつものコーディネートにちょっとしたスパイス。
コン(ギンガムチェック)…王道のカラーは羽織りとして高い人気。
グレー(ギンガムチェック)…主張しすぎず、レイヤードにも使いやすい。
イエロー(ギンガムチェック)…キャッチーなカラーも細かいギンガムで取り入れやすい。
その他(コンストライプ)…フレンチカジュアルなスタイリングにはまる一枚。
グリーン(グリーンストライプ)…キナリとの掛け合わせがアイビーな雰囲気。

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透け感：なし
裏地：なし
伸縮性：なし
光沢感：なし
ポケット：あり
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【素材の特性・お取り扱いの注意】
・(コンのみ)汗や雨等でぬれた場合、摩擦などにより色落ちし、他の衣料に移染することがありますので取扱いにご注意下さい。