23 APR. 2020 up date
#stayhome 私の心の整えかた vol.1
#stay home私の心の整えかた
デザイナーからのお便り
全国に緊急事態宣言が出されてもうすぐ1週間。
家の中にいる時間が増える中で、ついついネットのニュースやSNSを深追いしてしまって、
気持ちが疲れてしまうことはありませんか?
気持ちを保とうと思っていてもどうしても落ち込んだり不安になったり、苛立ってしまうとき
みんなはどうやって心を整えているのだろう。
これからもしばらく続きそうなこの状況と、上手く付き合ってくにはどうしたら良いだろう。
そのヒントを知りたくて、お世話になっている皆さんに聞いてみました。
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「どうやって心を整えていますか?」
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お便りのように届いたお返事の中から
vol.1でご紹介するのは
Si-Si-Siデザイナーの平井慶子さん
KINOTTO デザイナーの梅沢由美子さん
刺繍アーティストのKanae Entaniさん
三人の心の整えかたは「書く」こと。
それぞれ方法は違うけど、手を動かした後に感じる気持ちは共通のようです。
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心が整うと、自分だけではなく周りにも穏やかに思いやりを持って接することができる気がします。
今週と来週はお買い物のご紹介ではありませんが、
気持ちよく過ごすヒントになりますように・・という気持ちを込めてお届けいたします。
(カートのところにそれぞれのブランドのwebsiteとitem pageのリンクを貼っています)
Si-Si-Si comfort designer文字でノートを埋める
平井 慶子
突然始まった新しい生活のリズムに、これまでの自由な時間がなによりも『ありがたいこと』と実感しています。
そして朝・昼・晩と三食家族と食べる食事も、かけがえのない貴重な時間。
うちは、大人2人に20代の娘が1人の3人家族。
晩ご飯の後、それぞれがまだ食卓のテーブルにつき、新聞を読んだり携帯をみていたり。。自由な時間を過ごします。
これだけ一緒にいると話すことも尽きていくので、その時間にわたしは書き写しを始めました。
字が上手かった母は、暇があったら紙があったら書いていたことを思い出したんです。
今の私に必要なのは、無心になれること!
思いは違えども、書き写していくうちにすっきりと気持ちが落ち着き些細なモヤッも
忘れていきます。
書き写すものはお料理のレシピでも雑誌でも、目についたものを書きまくる~腕が痛くなったら終了です。
絵や日記を書くと空っぽにならないんです、考えてしまって。。。
文字でノートを埋めていく気持ちよさ、中々良いです。
KINOTTO designer季節を写しとる
梅沢 由美子
日々の生活の中で、季節のうつろいを感じられるのは、とても素敵なことだなぁと思います。
わたしにとって旬の野菜やフルーツ、季節の花々は、日常にも取り入れやすく、気持ちを晴れやかにしてくれる大切な存在です。
最良の季節を迎えたものたちは色鮮やかで生き生きとしていて、とっても魅力的。
あるとき、そんなキラキラをどこかに写しとっておけたらいいのになぁと何気なく描いてみたことがきっかけで、その後も続けるようになりました。
集中して観察し、サッと写しとるのが好みの描き方で、上手に描きたいとか、詳細に描き込みたいという野望を抱く間もなく終わらせてしまうのがポイント。
(このモードに入ると、没頭しすぎて永遠に描き続けてしまいそうなので・・・)
じーっと見つめていると、自然の造形の美しさや存在感に引き込まれ、意図せず自分自身とも向き合える時間になっています。
そしてもちろんその後に、それらの美味をいただき、花々を愛でる時間は至福のひとときでもあります。
embroidery artist手紙を書く
Kanae Entani
ざわざわ、ふらふら、不安な時には、ついつい心が、ここではないどこか色んなところに行ってしまう。
そういう時に私は、友達や、普段お世話になっている方にお手紙を書くことにしている。
最近あった事や、今気になっている事、好きなラジオ番組や映画の話。
お手紙を書いている時は、お返事が来るまでは一方通行なのでついつい自分語りになってしまうけれど、そのへんは気にしない。
相手のことを思いながら、ゆっくりとペンを走らせる。
言葉でうまく言えないところは絵を描いたり、引き出しに入っている茶封筒が味気ないと思ったら、封筒を手作りしたり。
そんなことをしているうちに、なんとなくゆっくりと、心があるべき場所に戻ってくる。
>>>vol.2 来週に続きます